福祉用具専門相談員に向いてる人の特徴は?仕事内容ややりがいも紹介!

2024.04.12

福祉専門用具相談のお仕事に興味がある方で、「福祉専門用具相談員ってどんな人?」
「具体的にどんなお仕事をするの?」と
疑問をお持ちの方が多くいらっしゃると思います。

この記事では、福祉専門用具相談員の仕事内容から向いている人、仕事のやりがいについて
詳しくご紹介します。

福祉用具専門相談員とは

まず福祉用具とは、高齢者や身体障碍者などの日常生活を支えるための器具を指します。
例えば、「車椅子」「介護用ベッド」「杖」などといった、彼らの生活を支援するものです。

 仕事内容

福祉用具専門相談員とは、簡単に説明すると「福祉用具に関する専門知識を持ち、利用者のニーズ
に合った最適な福祉用具を提案し、快適な生活を支援する」お仕事です。

利用者の状況を正確に把握し、利用者やその家族に対して福祉用具の使用方法やメンテナンスに
ついてのアドバイスをします。
また福祉用具サービス計画をそれぞれの利用者に作成し、介護支援専門員(ケアマネージャー)
との情報共有も行います。

これらが主な福祉用具専門相談員の仕事内容となります。

福祉用具専門相談員に向いている人の特徴

では、どのような人が福祉用具専門相談員に向いているのか。具体的な特徴を5つ挙げるので、
自分と照らし合わせて見ていきましょう。

 介護業界に興味がある人

福祉用具専門相談員は、主に介護で使用される用具を取り扱うため、介護関係の仕事との関わりが
深いです。
そのため仕事をしていく上で、介護分野に対する熱意や情熱があり、利用者の生活向上に真剣に
取り組む姿勢が重要となります。

よって、福祉用具だけでなく、介護全般に興味がある方はオススメです。

また介護とのかかわりが深いことから、「看護師」や「保健師」といった資格をお持ちの方は、
その知識を福祉用具専門相談員で生かせることがあります。

 人とコミュニケーションをとるのが得意な人

福祉用具専門相談員は、介護を必要とする利用者との関わりが常にあります。
それぞれの利用者に適した福祉用具を選定するためには、ヒアリングが大切です。
彼らのニーズや希望を理解した上で、適切な支援を行う必要があります。

また利用者やその家族との信頼関係を築いたり、医療従事者や介護関係者と協力する
チームワークも重要です。
利用者が高齢である場合は、声のトーンや表情を意識した会話も大切になります。

 観察力がある人

観察力があり、利用者の状況を分析できる能力がある方は、福祉用具専門相談員に向いています。

福祉用具の選定は、福祉用具必要の有無や認知症の程度など、あらゆる要素が関係します。
利用者が必要としている能力をサポートできる器具を考えなければなりません。

また、利用者やその家族の状況や感情に共感し、彼らの立場に立って最適な支援をすることが
必要です。
よって観察力を生かして支援することが求められます。

 体力に自信がある人

また福祉用具専門指導員の仕事では、体力を使うこともあります。

福祉用具の選定を行ったり、使用方法の指導を行うために、利用者の自宅に訪問することがあります。
具体的には、福祉用具の移動や設置、車椅子や歩行器などを使った利用者の移動支援をする必要が
あります。
加えて、バリアフリー環境を評価する際に、建物内外の移動や障害物の確認をすることがあり、
それに伴う体力を使います。

これらの活動により福祉用具専門員は日常的に体力を使うことがあります。

 最新情報にアンテナを張れる人

最新情報を常に把握しておくことは、あらゆる職業で必要とされますが、福祉用具専門相談員にも
同じことが言えます。

福祉用具の技術は常に進化しており、新しい製品やサービスが登場しています。
それらの知識は、福祉用具に関するセミナーに参加したり、メーカーやサプライヤーから提供される
情報を収集することができます。
これらの最新情報を常に得ることで、利用者に適切な支援を提供し、より効果的なサービスを
提供することがか可能になります。

福祉相談員になる方法は?

では実際に福祉用具専門員になるためにするべき事は何なのか。
すでに所有している資格の有無を含めて具体的にご紹介していきます。

 介護福祉士などの資格取得者の場合

介護福祉士などの資格を取得している場合、福祉用具専門相談員としてのキャリアに多くの利点が
あります。

介護福祉士の資格を取るにあたって福祉用具に関する基礎知識やスキルが習得されています。
また介護関連の資格を持っている場合、福祉サービス全般の知識があるため、利用者の生活全体を
支援するための総合的なアプローチが可能になります。
介護福祉士などの資格を取得している方は、福祉用具に関する専門知識を習得して経験を積み、
福祉用具専門相談員としての資格や認定を取得しましょう。

 資格がない場合

福祉関係の資格がない方は、まずはインターネットやオンラインコースなどを活用して、
専門知識を身につけましょう。

専門知識を学習したら、アルバイトやボランティア活動を通じて業務経験を積みましょう。
実際に経験を積むことで、実践的な知識やスキルを身に着けることができます。

また、福祉用具関連のコミュニティや専門家との接点を持つことで、業界のトレンドや
相談の機会を作ることも重要です。
その後も、継続的にオンラインコースやセミナーへ参加し、自身のスキルや専門知識を
向上させましょう。

福祉用具専門相談員の魅力ややりがいは?

福祉用具専門相談員は、高齢者や身体障害者などの利用者やその家族に対して日常生活をより
快適になるよう支援を提供します。

利用者やその家族とかかわりながら、彼らのニーズや課題に応えることで、それらを改善する
喜びや充実感、自身の仕事が社会的に意義のあるものだと感じることができます。

またこれらによって問題解決能力を発揮したり、利用者の生活改善する喜びを感じることができます。

まとめ

福祉用具専門相談員は、身体的な負担から、利用者やその家族との人間関係による精神的な
ストレス、専門知識の習得など、決して楽な仕事ではありません。

しかし超高齢化社会の中で、介護や福祉用具を扱う福祉用具専門相談員は、今後も需要が高く、
やりがいのある仕事です。
福祉用具専門相談員に興味がある方は、福祉用具に関する知識を正しく深めましょう。

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