福祉用具専門相談員に向いてる人とは?具体的な仕事内容や特徴も紹介!

2024.04.12

福祉用具専門相談員は、一般的にはあまり知られていない専門職ではないでしょうか。
この福祉用具専門相談員は福祉用具を利用者や家族等に紹介する、福祉用具の専門職です。

この記事ではこの福祉用具専門相談員について、その仕事内容やどの様な人が向いていて、
どのようにすればなれるのかなどをご紹介していきたいと思います。

福祉用具専門相談員とはどんな仕事?

福祉用具の貸与、販売を行う事業所で、利用者の環境や身体状況に応じて、専門的な知識をもとに
ケアマネージャー(介護支援専門員)と協力し、最適な福祉用具の選定および提案し、
自立した生活をサポートします。

介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業所においては、常勤換算2名以上の配置が義務
付けられています。

 具体的な仕事内容

福祉用具専門相談員の仕事内容を具体的に見ていきたいと思います。
福祉用具専門相談員の仕事内容は、次の4つです。

①選定相談
②計画作成
③適合・取扱説明
④訪問確認(モニタリング)

上記4つとなっています。
それぞれを説明します。
①対象となる要介護者あるいは障害者の健康状態や環境を確認したうえで、より自立的で生活
しやすい器具を選ぶ際の、紹介や提案を行う。

②ケアマネージャーが作成したケアプランに沿って、利用者とその家族の意向をくみ取りながら、
どの様な器具をどのように活用していくかを記載した福祉用具サービス計画を作成する。

③選んだ福祉用具を実際に使用してみて、利用者や利用環境に適しているかを確認します。
適合していることを確認後に、福祉用具の取扱の説明を行う。

④利用者宅を定期的に訪問し、福祉用具の点検や不具合がないかの確認を行います。
年2回、訪問して確認を行うことが義務付けられている。

福祉用具専門相談員に向いている人の特徴とは?

福祉用具専門相談員は、利用者の身体的状況や暮らしている場所の環境に応じて、より自立した
生活のしやすい最適な福祉用具を紹介、提案することが求められます。
そのため、次の7項目に当てはまる人が向いているといえます。

 介護・福祉業界に興味がある人

福祉用具を使用するのは、介護・福祉業界が多くを占めています。
福祉用具の取扱いなどの知識はあっても、やはり介護・福祉業界でどのような流れがあっているのかを把握していないと、最適なものを選ぶことはできません。

また、介護保険の改定が3年毎にあり、単位以外にも内容が変わることもあるので、その動向に
よっては提案する福祉用具も変わることもありえます。
そのため、介護・福祉業界に興味をもって情報を収集できる人は向いているといえます。

 コミュニケーション力が高い人

福祉用具専門相談員は、利用者や家族をはじめケアマネ―ジャーなど、様々な人とコミュニケーションを図っていかなければなりません。

利用者においても、状況や本人のニーズをより詳しく聞いて、適切な助言を行う必要があります。
また、ケアマネ―ジャーと福祉用具メーカーの間に入り、相互にコミュニケーションをとっていく
ことが 欠かせません。
他業種においてもコミュニケーション能力は必要ですが、利用者や家族、そしてケアマネージャーや
メーカーなど様々な人と話をしなければならない、福祉用具専門相談員はコミュニケーション能力は
とても重要です。

 観察力が高い人

利用者の中には自分の意向をうまく伝えられない人もいます。
そのため、利用者の身体的状況や住環境、好みなどを聞き取り以外でくみ取ってあげることも必要
です。
例えば、家族との会話や行動などの中からくみ取ってあげられる観察力があると、より適切な
福祉用具を提案することができます。

また、導入後の訪問確認では聞き取り以外にも実際使っている様子をみて、不具合がないかを見る
観察力が必要です。
これらの理由で、観察力が高い人は向いているといえます。

 体力に自信がある人

福祉用具には、杖や歩行器など軽い物もありますが、介護用ベッドや移動用リフトなどの
大型機器がたくさんあります。手すりに関しても小さい物でも10kg以上あったりします。

その運搬の際に、利用者宅がアパートやマンションの上階で、階段を使って運ぶことがあります。
さらに環境も屋外で行うこともあり、夏場の屋外作業は暑さにより体力が著しく消耗してしまいます。
そのため、力や体力があるのも向いている人の特徴の一つです。

 提案力がある人

豊富な知識があって、最適な福祉用具を知っていたとしても、それを正確に分かりやすく利用者や
家族、ケアマネージャーに提案できなければ、利用者の生活の質の向上にはつながりません。

また、一つの福祉用具を提案するのではなく、場合によっては複数の福祉用具を試しに使ってもらう
中で、利用者に対して臨機応変に提案していくことが必要になってきます。
そのため提案能力が高い人も、福祉用具専門相談員に向いている人になります。

 最新技術や情報をキャッチできる人

科学技術の進歩は、当然ながら福祉用具の業界も次々に新商品が発売されていきます。

昨年までは最新で使いやすかったものも、翌年にはさらに機能を追加して、使いやすかったり、
生活の質を上げることも多くあります。

利用者により良い物を使ってもらうためにも、常に最新技術や情報を仕入れておく必要があります。
最新情報を知っておくことは、取引先であるケアマネージャーや利用者の信頼を勝ち取れることにも
つながりますので、最新技術や情報をキャッチできる人は向いている人と言えます。

福祉用具専門相談員になる方法を紹介

福祉用具専門相談員になるには、以下の二つの方法があります。

①福祉用具専門相談員指定講習を受講し、修了試験に合格50時間のカリキュラムで構成される
福祉用具専門相談員指定講習を受講し、最後に行われる修了評価試験に合格する

②特定の資格を保有
看護師や准看護師、保健師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、義肢装具士などの
国家資格を保有する。
上記のいずれかを満たすことで、福祉用具専門相談員になることができます。

福祉用具専門相談員の仕事のやりがいは?

福祉用具を導入することにより、直接的に利用者や家族をサポートします。
そのため、利用者やその家族と関わる中でやりがいを感じることが多くあります。

「人から感謝される」、「利用者の自立をサポートできる」という2つは、特にやりがいを感じること
ではないでしょうか。
その二つについて、次の項目にて詳細を紹介したいと思います。

 人から感謝される

利用者や家族に直接相談を受けたり、福祉用具を手渡したり、住居等に設置したりします。
そのため、利用者や家族の顔を見ることができます。

導入時にも感謝の言葉はあると思いますが、訪問確認時には特に「自分でできるようになった」や
「生活が楽になった」など直接感謝の声が聞け、表情をみることができます。

自分がその利用者や家族のためにと提案した福祉用具が、導入し実際に使われ感謝されるというのは
何よりのやりがいではないでしょうか。

 利用者の自立をサポートできる

福祉用具専門相談員は、介護をする人、ケアマネージャー、看護師やリハビリ等の専門職など、
様々な職種が関わり連携することで、利用者に対してサポートを行っていきます。

福祉用具専門相談員は、利用者の身体状況や意向、住環境を考慮した上で、主にケアマネージャーに
相談したうえでケアプランを立ててもらいます。
その中でも福祉用具と言うのは、ほとんどの場合直接的に利用者の自立を支援します。

そのため導入して一番効果が分かりやすく、目に見えて自立して出来ることが増えた場合には、
専門職としての能力を発揮できたという自信にもなり、やりがいにもなるのではないでしょうか。

福祉用具専門相談員の将来性は?

日本は、世界でも上位に入るほどの高齢化率の高い国です。
そのため、今後も福祉用具の需要は間違いなく継続か、増えていきます。

さらに在宅介護者は年々増加しています。在宅介護においては、特に在宅介護においては福祉用具は
必要です。さらに年々進歩し、介護ロボットやAIなどを搭載した機器もたくさん登場しています。

それらの福祉用具の情報を持っている、福祉用具専門相談員の重要性はこれからの将来高まっていく
ことは、想像に難しくありません。

まとめ

福祉用具と言えば、数年前まではベッドや車椅子でしたが、科学技術の進歩によりAIを搭載した
福祉用具が販売され、福祉用具も多岐にわたってきました。
さらに予想では在宅介護の利用者数は、さらに増加していく見込みとなっています。

そのため福祉用具の専門家としての福祉用具専門相談員の必要性は、さらに高まっていくこと
でしょう。
この記事を見て興味を持った方は、求人や販売店に問合せしてみてはいかがでしょうか。

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