高級老人ホームの実態は？特徴や施設を選ぶ際のポイントも紹介！

民間企業が運営する高級有料老人ホームは、ハイグレードなサービスを提供している
老人ホームのことです。

医療機関との協力・連携体制がきちんと整備され、医療面が充実しています。
更に、レストランの様な豪華な食事や、ホテルの様な高級感のある外観・内装。
施設独自にレクリエーションやイベントを準備し、プールなどの共用設備を設置している施設も
あります。

特徴や施設を選ぶ際のポイントを詳しく解説しましょう。

高級老人ホームの実態は？5つの特徴

高級老人ホームのハイグレードなサービスの特徴を5つ解説しましょう。

・介護・医療体制が整っている
・食事が充実している
・施設の内装や外装が綺麗
・レクリエーションが充実している
・共用設備が充実している

　介護・医療体制が整っている

高級老人ホームの多くは、外部の医療機関と連携し、内部にクリニックを併設するなどして、
看護師が24時間、常に待機するなど、医療体制を整えています。

一般的な老人ホームより医師や看護師、介護福祉士を規定より多く配置し、
医療と介護のサポートやリハビリテーション設備も充実しています。

そのため、要介護度がある程度高い方でも入居することが可能でしょう。
医療面が充実していることは安心できる重要な要素になります。

　食事が充実している

高級老人ホームでは、食事にも工夫をこらしています。
栄養バランスを考え健康面に配慮した、一流シェフによる豪華で美味しい食事が提供されます。
素材、味付け、盛り付けまでこだわりがある豪華な料理を毎食楽しむことが可能です。

食堂は高級レストランのような内装で、特別な雰囲気の中、更に食事が楽しく美味しいもの
になるでしょう。
食事が充実していることは老人ホーム生活における楽しみのひとつにもなります。

　施設の内装や外装が綺麗

高級老人ホームにはおしゃれで豪華な家具や建物、設備が設置されています。

お城やホテルのような内装や外装には魅力があり、広々とした敷地やエントランスが
大理石でできていたりと、豪華な造りが多いようです。

家具やインテリアにもこだわって、特別感のある上質な空間での生活ができます。
高級ホテルで生活しているかのような感覚で、過ごす毎日となるでしょう。
室内はバリアフリーなどが整っており、使いやすさと安全性が考えられています。

　レクリエーションが充実している

高級老人ホームでは施設独自のイベントやレクリエーションのプログラムを用意しており、
様々な趣味や運動を楽しめるよう工夫されています。

フィットネスやゴルフ、カメラや陶芸、英会話など、講師を招いて行う多彩な趣味を楽しむことが
できるようです。
新しく趣味を始めたり、レクリエーションで楽しく体を動かしたりと、過ごす時間は心豊かなもの
になるでしょう。

健康の維持や楽しむ時間を積極的に取り入れることができます。

　共用設備が充実している

高級老人ホームでは、一般的な老人ホームと同様に、基本的な共用設備として、
リビング・食堂・浴室・トイレ・リハビリスペースなどがあります。

高級老人ホームになると、他にもカラオケ・温泉・プール・シアタールームなどの共用設備を設けて
おり、娯楽などを楽しむために利用できます。

共用設備は高齢者の方でも使いやすいように設計されており、豪華な造りだけではなく使いやすい
ことにも重点を置いています。

高級老人ホームの費用の相場を紹介

高級老人ホームは豊かな生活のサービスを提供しており、一般的な有料老人ホームよりも
高い費用になる傾向があります。

初期費用・月額費用など、一般的な有料老人ホームの相場と高級老人ホームの相場を
比べてみましょう。

　一般的な有料老人ホームの相場

有料老人ホームの利用料金は平均総額、約19万円です。

内訳としては共益費、家賃、食費、基本サービス費用、医療費や介護保険料、その他に雑費などが
あります。

要支援または要介護の状態になり、介護サービスを利用すると、更に介護サービスの利用料金が
かかってくるでしょう。

有料老人ホームは一般的な場合には、初期費用は約0〜1,000万円程度、月額費用は約15〜35万円が
相場になっているようです。

　高級老人ホームの相場

施設によって料金設定は違いますが、初期費用は約1,000～5,000万円、家賃は月額、
約25～50万円が相場となっています。

比較的高額な入居一時金が必要になっており、家賃・施設利用代、光熱水費も毎月約数十万円ほどの
費用がかかってきます。

介護サービス費用やその他の費用は利用に応じてかかってくる費用のため施設側へ支払う費用では
ありません。
高級老人ホームを希望するならば、ある程度お金に余裕がある方が安心でしょう。

高級老人ホームを選ぶ際のチェックポイント

高級老人ホームを選ぶときの5つのポイントをみてみましょう。

・費用を継続して払えるか
・趣味・生活を楽しめる環境が整っているか
・施設の立地、利便性
・医療や介護サービス
・生活支援サービスの充実度

　費用を継続して払えるか

高級老人ホームは、一般的な老人ホームと比較すると費用が高額なため、
費用を支払い続けられるかどうかが大変重要になります。

初期費用は支払うことができても、月額費用を、その後も問題なく支払い続けられるかについては
しっかりと検討しましょう。
必要な費用を事前に算出し、今後、介護が必要になることも考えて、
余裕をもって支払いができると判断できた場合には入居の相談をするとよいでしょう。

　趣味・生活を楽しめる環境が整っているか

シアタールーム、麻雀ルーム、カラオケルーム、プールやエクササイズジムなどの設備があり、
ソシアルダンスや軽めの運動、水中エクササイズ、ヨガなどからコーラス、カラオケなどの
音楽サークルもあります。

書道教室、絵手紙教室、陶芸教室など文化的な活動もあり、これまでの趣味を継続することも
可能です。

その他、行事食、季節に合わせた外出など多彩な企画が日常に刺激を与え、
毎日の暮らしがとても充実したものになるでしょう。

　施設の立地・利便性

高級老人ホームは、便利な都市部の中心、または、リゾート地や避暑地など、
立地条件の良いところに建っていることが多いようです。

都市部の中心部では交通の利便性がよく、商業施設も充実しており、生活に不便を感じることは
ほぼないでしょう。

一方、都心から離れた、別荘として人気の土地に建てられた高級老人ホームでは、
静かで自然に囲まれ豊かでのんびりとした生活を楽しめるでしょう。
リゾート地に住みたいと、高級老人ホームを選ぶ方もいるようです。

　医療や介護サービス・生活支援サービスの充実度

高級老人ホームの多くは、外部の医療機関と連携し、内部にクリニックを併設するなどして、
看護師が24時間、常に待機するなど、医師や看護師、介護福祉士を規定より多く配置し、
医療体制を整えています。

医療面が充実していることは安心できる重要な要素になるでしょう。

高級老人ホームでは、スタッフの対応が丁寧で、入居者が一流な暮らしを楽しむために、
おもてなしの心あふれる応対が徹底されています。
快適な毎日を安心して過ごせるでしょう。

まとめ

高級老人ホームの特徴、費用の相場、施設を選ぶ時のポイントなど、その実態を解説しました。
高級老人ホームは、ホテルやレストランのような豪華で充実した設備やサービスで、
穏やかな生活を提供してくれる施設です。

高級老人ホームを選ぶポイントは、立地条件や施設の雰囲気、食事の内容や医療体制などを
しっかり考慮しましょう。

また、費用は高額なため、支払いを問題なく継続できるかについても、非常に重要なポイントになる
でしょう。