デイサービスでは、サービスの1つに「レクリエーション」があります。
デイサービスを選ぶ魅力の1つとも言えるでしょう。
レクリエーションは身体や脳のトレーニングのために行ったり、行事やイベントを開催したり、
健康を保つための活動をしています。
この記事では、そんなレクリエーションについて7つ紹介していきます!
デイサービスでのレクリエーションがどんなものかのイメージのためや、
実際にデイサービスで働く方はレクリエーションを考える参考にしていただければと思います!
目次
デイサービスで行われるレクリエーションには、様々なものがあります。
体操や運動で身体を動かすものや、計算やクイズなどの脳トレ系のレクリエーションなどが
一般的です。
デイサービスで、レクリエーションがサービスの1つとして行われているのには、
どんな目的や狙いがあるのでしょうか?
レクリエーションの目的は「利用中に楽しみを持ってもらう」という目的はもちろんですが、
以下のような健康のための目的もあります。
ここまで、デイサービスのレクリエーションについての説明と
レクリエーションの目的について紹介しました。
ここからは、デイサービスではどんなレクリエーションが開催されているか、
具体的に7つのレクリエーションを紹介していきます!
ラジオ体操やリズム体操は気軽に身体を動かすことができるレクリエーションの1つです。
ラジオ体操は昔から馴染みのある方が多く、練習などもほとんどなく全員が楽しめるのも魅力的です。
リズム体操など、音楽に合わせて行う体操は、音楽にのって楽しむことができ、
脳への刺激にもなるため、身体にも脳にも良いといえるでしょう。
インターネットで検索すると、高齢者向けの体操や座ってできる体操などたくさんの
動画が出てくるため、準備もあまり必要なくできるといメリットもあります。
トランプやカルタを使ったカードゲームも、昔から慣れ親しんだ遊びの多くあるため、
お手軽にできるレクリエーションの1つです。
「神経衰弱」や「7並べ」「ババ抜き」など、覚えたり考えたりするゲームは
認知症予防にも効果的です。
カルタなどであれば、カードを自作することもできます。例えば地域の郷土料理を入れてみたり、
地域の観光スポット、名物スタッフなどの絵などを入れると、
思い出話をしながらカードゲームを楽しむなど、工夫もしやすいレクリエーションです。
スタッフがカードマジックを覚えて披露するなども楽しいかもしれませんね!
なぞなぞやクイズのレクリエーションは、答えを考えるため脳のトレーニングに役立ち、
認知症予防に効果的です。
イラストを使った間違い探しや、なぞなぞ、漢字・計算クイズなどがあります。
インターネットで検索すると問題もたくさんでてくるのもメリットです。
クイズ系、脳トレ系のレクリエーションでは以下のようなものがあります。
折り紙や工作のレクリエーションは、手先を使うためリハビリにもなりますし、
認知症予防にも効果的です。
折り紙で季節の飾りを作って、デイサービス内に飾るというのも楽しく、デイサービスに
来るたびに思い出して楽しみを感じることができるのも良いですね。
工作のレクリエーションには以下のようなものがあります。
デイサービスのレクリエーションにおいて、みんなで合唱するのも定番のレクリエーションの1つです。
デイサービスでの歌われている、人気の曲は以下のようなものがあります。
・また君に恋してる(坂本冬美)
・買い物ブギー(笠本シヅ子)
・きよしのズンドコ節(氷川きよし)
・さそり座の女(美川憲一)
・瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)
合唱のレクリエーションは、楽しい気分や穏やかな気分になるのもメリットですが、
口を動かしたりするのは口腔内のリハビリにもなります。
息継ぎや深く息を吸うなど、肺機能の維持も期待できます。
歌詞を思い出して歌う、音程を意識するなどは認知症予防にも繋がります。
風船を使ったレクリエーションは、盛り上がりやすいレクリエーションの1つです。
風船ラリーは、数人で1チームを作り、輪になって椅子に座り、風船をトスしてラリーを
するゲームです。
スタッフが1人輪の真ん中に入り、利用者がトスをしたら、次の利用者にスタッフが
トスをしてラリーしていきます。
早く5周したチームの勝ちや、できるだけ長く続けることができたチームが勝ちなど、
参加者に合わせてルールを決めることができます。
ラリーが苦手な方は、一度手に持って投げるのも良いことにしたり、風船ではなく
ビーチボールを使うなど、難易度の調整もしやすいです。
みんなで大きな声で数を数えたり「せーの」「よいしょ」などかけ声をかけて行うと、
盛り上がりやすいです。
ジェスチャーゲームは、準備がほとんど何もいらないため、簡単にできるレクリエーションです。
スタッフがジェスチャーをして、利用者に答えてもらってもいいですし、
一人ずつジェスチャーをして答えられたら交代などして楽しむことができます。
ジェスチャーゲームのお題も、簡単なものにしたり、難しいものを混ぜたりして
難易度を調節できるのも利用者に合わせやすくていい点といえるでしょう。
ジェスチャーゲームのコツは、大きな動作でジェスチャーを行うことで、
恥ずかしいからと小さな動きになるとわかりづらくなるため注意しましょう。
デイサービスでできるレクリエーションについて7種類、紹介しました。
ここからは、デイサービスでレクリエーションをする時の注意点について紹介していきます。
楽しいレクリエーションも事故やケガが起きると楽しくなくなってしまいますので、
注意点を守って楽しいレクリエーションを開催しましょう!
デイサービスでレクリエーションを行う場合の注意点として、
まず大切なのは「安全に十分気をつける」ということです。
デイサービスを利用する高齢者には、車いすの方であったり、片麻痺がある方、
耳の遠い方なども少なくありません。
デイサービスでレクリエーションを行う場合の注意点2つめは「参加者が楽しめる内容にする」です。
高齢者の身体機能や活躍してきた時代や、若い頃に流行った遊びや音楽を把握し、
参加者が楽しめる内容を考えましょう。
難しいゲームはできると達成感が大きいですが、その前にまずは楽しめる内容を
行うことが大切です。
誰でもできるゲームを開催したり、参加する利用者に合わせてルールを変えるなど、
できるだけ、どの参加者でも楽しめるよう工夫をしましょう。
デイサービスでのレクリエーションで行う場合の注意点3つめは「参加を強制しない」です。
レクリエーションの参加を勧めることは大切ですが、強制をしてしまうと楽しいはずの
レクリエーションが楽しくないものになってしまい、デイサービス自体行くのが
億劫になることも。本人の意思や自尊心を尊重し、無理強いはしないようにしましょう。
気の乗らないレクリエーションはしない。というのも自己決定の1つです。
自分で選ぶことができるというのは生活の質に関わることですので、参加を強制したり
無理強いをしたりしないようにしましょう。
この記事では、デイサービスでのレクリエーションについて基本的な説明とレクリエーションの目的。
おすすめのレクリエーション7選を紹介し、レクリエーション開催時の注意点についても
詳しく説明しました。
デイサービスでのレクリエーションは、楽しみのある場所を提供することはもちろん、
身体機能の維持や認知症予防にも効果的です。
この記事で紹介したレクリエーションが利用者の楽しみの1つになり、
スタッフの仕事の一助になれば幸いです!