介護福祉士の履歴書の書き方は?志望動機や自己PRのポイントも解説!

2024.08.06

介護福祉士として就職や転職をしたいと考えている人は多いでしょう。
就職や転職を検討するうえで、頭を悩ませるものが必ず提出することになる履歴書の存在です。

履歴書は就職等以外で書くことがほとんどないため、どのように書けばよいのか、
書き方のマナーなどは何か、わからない人も多くいるでしょう。

そこで今回は履歴書の書き方から自己PRの書き方について紹介していきます。
この記事を参考に、履歴書の書き方をマスターしていきましょう。

介護福祉士の履歴書の書き方とポイント

介護福祉士だけではなく履歴書は社会人として働くうえで重要な書類となります。
ここでは介護福祉士だけではなく、一般的な履歴書に記載する項目と
その書き方についてみていきましょう。

 基本情報欄(日付・氏名・住所・証明写真など)

基本情報欄とは、介護福祉士だけではなく就職する人が、一番最初に記入する情報です。
履歴書の始めに記入するため、氏名や住所、電話番号などを正確に記入することが求められます。

また氏名は戸籍に記載されている通りに記入し、住所は略さずに正式名称で記載しましょう。
「ふりがな」欄と「フリガナ」欄の2つのパターンがありますが、
それぞれひらがな・カタカナで記載されている文字で記入。

電話番号の記載欄に記入する電話番号は、固定電話でも携帯電話の番号、
どちらでも構いませんが必ずつながりやすい番号を記載するようにしましょう。

また、証明写真は3カ月以内に撮影したもので、枠内に収まるように丁寧にのり付けしてください。

 学歴・職歴欄:中学校卒業以降を時系列で記入

学歴を書くときは1行目の中央に学歴と記入し、次の行から書き始めるようにしましょう。
その際、学歴は中学校卒業以降を時系列に沿って記入します。

学校名は「○○県立○○高等学校」のように正式名称で記入し、
学部や学科、専攻やコース名まで記入します。

学歴の記入が終わったら、職歴がある場合は職歴の記入をしていきましょう。
職歴は学歴から1行開けて、中央に職歴と記入してから次の行から職歴を記入していきます。
職歴も時系列順に記載していくため、書き方は学歴と同じです。

 職歴:雇用形態や所属部署も記入

原則として職歴に記載できるのは正社員や契約社員、派遣社員の職歴となりますが、
例外として応募先に関するものであればアルバイトやパートの経歴の記入ができます。

努めてきた企業は正式名称で記入し、配属先や担当業務を記入。
既に退職している場合は「一身上の都合により退職」、現在も務めているときは
「在職中」もしくは「現在に至る」と記入しましょう。

全て記入が終わったら、1行下に右寄せで「以上」と記入し、学歴と職歴の記入を終えます。

 免許・資格欄:取得した時系列で記入

免許・資格欄は、取得した時系列順に正式名称で記入を行います。
保有している資格が履歴書の枠よりも多い場合、応募先の施設と関連のある資格を
中心に記入していきます。

免許・資格欄に記入できるのは、取得済みのモノだけではありません。
現在勉強中や取得予定の資格も記入ができます。
その場合は「○○の資格については現在取得に向けて勉強中」
「令和〇年〇月に○○資格を取得予定」と記入するようにしましょう。

記入することで意欲があることが相手方に伝わります。

 本人希望欄:応募先に伝えたいことを記入

本人希望欄には、シフトや勤務地に希望がある場合など、施設にどうしても伝えておきたいことを
記入するようにしましょう。

人によっては本人希望欄に記入することがないこともあるでしょう。
その場合は「特になし」と記入するのではなく、「貴社規定でお願いします」と記入するとよいです。

また、転職など在職中に就職活動を行う人もいるでしょう。
この場合は電話など取れない時間帯が出てくると思われます。
そのときは本人希望欄に「連絡は何時以降でお願いします」と記入するとよいでしょう。
そうすることでスムーズに連絡のやり取りができるようになります。

介護福祉士の履歴書の志望動機の書き方とポイント

介護福祉士に限らず、履歴書の志望動機はなぜこの施設を選んだのか、
熱意を伝えるためにも重要な項目です。

志望動機にはとにかくこの施設に就職したいという熱意をもって記入するべきです。
ここでは志望動機の書き方やポイントについてみていきましょう。

 動機や入社後の活躍をイメージできる内容にする

履歴書の志望動機は最も重要視しなくてはいけない項目であるため、
希望施設への熱意や興味をしっかりと記入するようにしましょう。
また、施設のホームページなどを確認し、施設の魅力的な部分などを自分自身の言葉で記入する
ことも忘れてはいけません。

施設の魅力的な部分はホームページ以外でも、施設の職員が書いているブログやSNSで
発信されている情報を参考にするのもよいでしょう。

それだけではなく、施設で働くことで自分がどれだけ成長できるのかを盛り込むことも
忘れてはいけません。
熱意を伝えつつ、自分のアピールもしっかりと行いましょう

介護福祉士の履歴書の自己PRの書き方とポイント

履歴書を書くときに一番頭を悩ませる項目が自己PRではないでしょうか。
しかし、志望動機と同様に自己PRは重要視される項目です。

ここではどのように自己PRを書けばいいのかについてみていきましょう。

 応募先の業務で活かせる自分のスキルや強みをアピール

自己PRでは主に自分自身のスキルや強み、達成した実績や経験などを具体的に記入するとよいです。
このほかにもこれまでの経験を活かして、施設で働いた時にどのように貢献できるのかも
具体的に提示しましょう。

記入していく中で、この内容では自分の強みのアピールにならないのでは、
と思う部分も出てくるでしょう。

自分にとってはあまり意味のない内容だったとしても、先方にとっては良いイメージとして
受け取られるケースも多々あります。
子どものころからの趣味や他人にはないアピールポイントがあるときは、
積極的に記入し先方にPRしていきましょう。

履歴書作成時の注意点

履歴書はただ記入すればいいものではありません。
履歴書の書き方などからも社会人としてのマナーができているかが読み取れます。
そのためいい加減に記入するのはよろしくありません。

ここでは履歴書作成時の注意点についてみていきましょう。

 誤字・脱字をなくす

履歴書は応募者がどのような人物かを読み取るのに、大きな役割を担っています。
そのため記入が終わったら必ず見直しをし、誤字や脱字がないかをしっかりと確認しましょう。

見直しの時に間違いを見つけたとしても、訂正が面倒だとそのままにして先方に送るのは
NG行為です。
特に手書きだと誤字や脱字があった時に、一から書き直さなくてはいけないため、
ますます面倒だと思ってしまいます。

しかし間違えたまま送るのは失礼にあたるため、きちんと書き直しましょう。
また、間違ったまま提出することで先方がマナーが低い人だと認識してしまうこともあるため、
誤字や脱字には気を付けましょう。

 手書きの場合は黒のボールペンを使用

履歴書を手書きで作成するのであれば、黒のボールペンを使用しましょう。
特に黒のボールペンで太さが0.5~0.7ミリのものが読みやすいといわれています。

下書きのときからボールペンを使用する必要はないため、誤字や脱字を防ぐためにも
シャープペンシルなどで下書きをするようにしましょう。
ただし、清書するときは必ずボールペンを使用。

摩擦や温度変化により消えてしまう恐れがあるため、消せるボールペンの使用は不可です。
その他にも強調したい部分を色付きボールペンで記入するのもNGです。

 修正ペンや修正テープは使わない

履歴書は自分をアピールする書類というだけではなく、採用の判断を行うためにも重要な書類です。
重要書類であることから、間違いを修正する際に、修正ペンや修正テープは使用してはいけません。

間違えてしまったときは、新しい履歴書に一から記入し直しましょう。
せっかく途中まで記入しているのだからもったいない、と思うかもしれませんが
履歴書は採用を左右する書類です。
万全の状態のものを提出した方が好印象を与えられます。

間違えたら修正ペンではなく、一から書き直すと覚えておきましょう。

 履歴書の使いまわしはNG

求職活動中であれば、複数の施設に履歴書を提出することになります。
そこで注意しておきたいことは、履歴書は使いまわしをしないという点です。

応募施設ごとに特色が異なるため、同じ志望動機では矛盾が生じてしまう恐れもあります。
そのため履歴書は使いまわしをせずに、応募先ごとに丁寧に作成していきましょう。
応募先ごとに気持ちを込めて作成し、履歴書で好印象を与えられるように工夫しましょう。

 完成後はコピーをとっておく

履歴書が完成したら、そのまま提出するのではなく、前もってコピーを取っておくとよいでしょう。

履歴書のコピーなんて必要か、と疑問に思う人もいるでしょう。
しかし、面接では履歴書の内容をもとに質問していきます。
そのため面接対策ができるようにコピーを取っておくことは重要です。

提出後にも面接対策をしっかりと練ることができるよう、
コピーをもとに面接に備えましょう。

まとめ

介護福祉士の就職活動において履歴書に記載した志望動機や自己PRは、
施設側に好印象を与えるため書き方に注意しましょう。

手書きの場合は特に心を込めて記入し、履歴書で好印象を持たれるように工夫しましょう。

履歴書は面接前に自分をアピールできる重要なツールです。
作成時には細心の注意を払い、施設に好印象を与えた状態で面接に挑むようにしましょう。
この記事を参考に良いご縁が結ばれることを祈っています。

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