高級老人ホームとは?特徴や選び方のポイント5選を紹介!

2025.01.16

お金に余裕のある高齢者の中には、終の棲家を高級老人ホームで過ごしたいと考える人がいます。
しかし、一口に高級老人ホームといってもその特徴などは老人ホームで異なるため、
選ぶには注意が必要です。

そこで今回は高級老人ホームの特徴から選び方のポイント、費用などについて詳しく紹介
していきます。
この記事を参考に住みやすい高級老人ホームを見つけていきましょう。

高級老人ホームとは

高級老人ホームは、入居者である高齢者が快適な生活を送ることができるよう、立地や施設設備、
医療などサポート面がほかの施設よりも充実したもののことを指します。

介護面など様々な場面において高い品質を誇る一方で、入居一時金や月額費用も一般的な
施設と比較すると高額になるデメリットもあります。

高級老人ホームでは豪華な設備やサービスを提供しており、プライベートな生活空間から
医療介護の面においてもハイクオリティのサービスを提供。
また設備面以外にも入居者が暮らしやすいように様々なアクティビティが組まれていることも
あります。
このことから費用はかかるものの、一般的な介護施設よりもより良い暮らしを提供しています。

高級老人ホームによく見られる特徴

高級老人ホームは、特別養護老人ホームなどの一般的な介護施設にはない特徴がいくつかみられます。
ここでは高級老人ホームによくみられる特徴についてみていきましょう。

 立地にこだわりがあるところが多い

立地にこだわりを持つ施設は数多く存在します。
特に別荘のような高級老人ホームの増加が目立ちます。
例えば部屋の窓から海が見える場所、山の空気感を感じることができる部屋などがあり、
気持ちよく生活できる空間ができるなど工夫がみられることが多いです。
また四季折々の風景を楽しめる施設などもあります。

四季折々の風景などを楽しめる特別養護老人ホームなどはあまりないことから、高級老人ホームなら
ではのものであるといえます。

 建物やインテリアに高級感がある

高級老人ホームは建物やインテリアに高級感を持たせている特徴があります。
例えば高級ホテルのような立派な外観や上品な内装だけではなく、調度品やインテリアにも
豪華なものを使用しています。
内装にも気を配っており、上品さだけではなくバリアフリーを徹底している老人ホームも
中にはあるため、安心して過ごせるのも特徴です。

また部屋の間取りに関しても十分なスペースを確保しているため、移動しやすく安全に室内を
利用できる点もあげられます。
高級感と同時に使い勝手もよいため、終の棲家として生活しやすい環境が整っています。

 食事が豪華

高級老人ホームが特別養護老人ホームなどの施設と決定的に違う点が食事です。
通常の施設では出てこないようなメニュー、例えばフレンチやお寿司などが高級老人ホームでは
提供されることがあります。
ほかにも有名ホテルやレストラン監修の栄養面に配慮した多彩なメニューを楽しむこともできます。
施設によっては予約不要で複数のメニューやアラカルトから選択できることも。
またイベントの際には特別なメニューが供されたり、高級店の出張サービスに対応してくれる
ところもあります。

このように高級老人ホームでは、バリエーション豊富な食事を楽しめます。

 共有設備や共有スペースが充実している

高級老人ホームでは、共有設備が充実している点も特徴です。
施設により異なりますが、カラオケやフィットネス専用ルーム、プールなどがあり自由に使用
できます。
ほかにもダンスホールやシアタールーム、図書館なども配置されているため、出かけなくても
余暇を過ごすことができます。
共有ルームが充実していることから、利用者同士の交流もしやすいのも利点です。

プールなどが配置されているため、施設で過ごしていても運動不足になることがないため、
心身の健康維持のために活用していきましょう。

 イベントやレクリエーションが豊富

高級老人ホームでは趣味の時間を充実させるため、イベントやレクリエーションが豊富なところが
多いです。
例えばヨガやフィットネス、陶芸や英会話など、専門の講師を招きカルチャースクールのように
余暇を楽しめる施設もあります。
ほかにもイベントとして国内外の観光ツアーやクルーズ旅行、プロの音楽家を招いての定期演奏会
などを開催している施設も。

利用者が退屈しないようなイベントなどが開催されているため、余暇を充実したものとすることが
できます。

 医療や看護体制が整っている

高級老人ホームは医療体制が充実している点も大きな特徴の一つです。
往診や夜間の緊急時になどに対応できるよう医療機関と連携をとっている施設が多いです。
なかには施設内にクリニックなどが併設されており、医師や看護師、介護士などの専門家が
24時間365日体制で常駐している施設もあります。
さらに一般的な老人ホームの基準よりも多くの介護士が配置されていることから、手厚い
介護を受けることができます。
ほかにも理学療法士が常駐してリハビリを行う施設も。

一般的な介護施設よりも医療面で充実しているため、家族が安心して過ごせる体制が整っています。

高級老人ホームにかかる費用はどれくらい?

高級老人ホームは一般的な介護施設よりもサービスが充実しているため、一般的な施設よりも
高額な費用が必要です。
それではどのくらいの費用が必要なのでしょうか。
入居一時金と月額費用をそれぞれみていきましょう。

 入居一時金

入居一時金とは、老人ホームに入居する際に事前に支払う前払い金のことです。
多くの施設で入居一時金を支払う方式がとられています。
一定期間の家賃を前払いしてもらうため入居一時金を支払う方式がとられていますが、入居一時金の
金額は一律ではありません。
入居一時金は施設によって異なり、数千万円~1億円以上までと幅があります。

 月額利用料

月額利用料には、家賃や運営管理費、食費や光熱費などが含まれます。
そのため、老人ホームでの生活に必要な経緯といえます。
しかし、これには介護サービス費などが含まれていないため、介護サービス費や医療費は別で
支払うことになるため注意が必要です。

高級老人ホームの月額利用料の目安は、一般的に20~50万円くらいとなっています。
この金額はあくまでも目安のため、中には提示した金額以上の施設もあります。
そのため気になる施設を見つけたときは、施設に問い合わせをし金額の確認をしたほうが
よいでしょう。

高級老人ホームの選び方!5つのチェックポイント

高級老人ホームと一口に言っても、それぞれの施設に特徴があるため確認が必要です。
そのためここでは高級老人ホームを選ぶポイントを紹介していきます。

 費用がどれくらいかかるか

高級老人ホームを選ぶ際には必ず費用面を確認しましょう。
高級老人ホームは一般的な老偉人ホームとは異なり、高額な費用が掛かります。
入居一時金は用意できたとしても、毎月高額な利用料がかかるため、支払い可能かを考える必要が
あります。
そのため費用計算をするために、100歳まで生きることを前提に費用計算をするとよいでしょう。
また、高級老人ホームの月額利用料に介護サービス費や医療費は含まれないため、これらの費用も
考慮したうえで費用計算を行いましょう。

 生活面での利便性

高級老人ホームを選ぶうえで、生活面での利便性は重要です。
近隣に商業施設があるのであれば、徒歩で買い物に行けるため運動にもなり便利です。
また、家族が面会に来やすい場所であることも重要。
面会に来るのに困難な場所である場合、家族も面会に行きにくいため不便です。

一方でリゾート地である場合も自然と触れ合えるため、散歩を楽しむことも可能です。
そのため家族とよく相談をし、利用者を家族にとってよりよい環境を選ぶようにしましょう。

 医療体制やサービス面

日常で利用したいサービスや医療体制が整っているのかも高級老人ホームを選ぶポイントとなります。
家事代行や病院への付き添い、日々の安否確認を行ってくれるのかを施設に問い合わせて確認して
おいたほうかよいでしょう。

ほかに確認すべき点は医療体制が整っているかです。
施設内で定期的な検診を受けることができるのかや、健康状態が気になるときはすぐに提携している
医療機関を利用できるのか確認しておきましょう。
サービス面などに関しては、一度施設に見学に行ったうえで確認してもよいでしょう。

 趣味を楽しむことができるか

高級老人ホームでは、自宅から離れた寂しさを感じさせることのないように、様々なイベントや
レクリエーションを行っている施設が多いです。
イベント以外にもサークル活動なども豊富に取り入れている施設もあります。
そのため今まで継続して行ってきた趣味を行えるほか、新たな趣味などを見つける機会が
増えてきます。
高級老人ホームで行われるイベントなどを通して新たな趣味や楽しみを見つけ、心の若返りもつながることになるのです。

 家族と過ごせる環境があるか

高級老人ホームは、一般的な有料老人ホームと異なり敷地が広くとられています。
そのため高級老人ホームでは面会スペースや宿泊スペースがとられている場合が多いです。

頻繁に面会や宿泊を予定しているのであれば、居室に宿泊可能かやゲストルームの有無、食事は
でるのかなど入居者以外の対応についても確認しておいたほうがよいでしょう。
また高級老人ホームを含む有料老人ホームでは、家族も参加できるイベントなどもあるため、
そちらも確認しておいたほうがよいでしょう。

まとめ

高級老人ホームは施設の設備などが充実している一方で、費用がかかるデメリットがあります。
しかし費用面以外のデメリットはほとんどなく、老後の生活を快適に送るのに最適な施設でも
あります。

充実した老後の生活を送るためにも、高級老人ホームを終の棲家の候補に入れてみては
いかがでしょうか。

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