6月の中旬をすぎると夏至、梅雨の真っ最中です。
この6月に『夏越しの祓』と言って、
神社では、茅草で作った茅の輪をくぐり半年間の心身の汚れや災い、過ちを清める行事があります。
6月下旬頃、神社で茅草の輪を見かけたらくぐってみてはいかがでしょうか。
さて、今年の夏も厳しい暑さが襲ってきそうな気配です。
夏バテせず元気に乗り切るために、今から準備しておきたいものです。
6月は赤紫蘇の収穫時期になります。
この赤紫蘇という名の由来は中国で、食中毒で命を落としそうになった若者に、
たまたまあった紫色の葉を煎じて飲ませたところ元気になった、
そこから紫の蘇る葉から『紫蘇』と名付けられたそうです。
紫蘇にはたくさんの効能があります。
これからの季節は高温多湿になり、菌が繁殖しやすくなります。
紫蘇には解毒と精神安定の効果があり、
解毒効果では、食中毒防止と食欲増進。
精神安定では、不眠予防と夏バテ予防の効果があります。
紫蘇をお料理で摂取するには限界がありますので、今回は赤紫蘇ジュースをご紹介したいと思います。
【材料】 赤紫蘇1束、水1L、砂糖250g、酢100cc
【作り方】
1 赤紫蘇の葉を枝から取り水で洗いザルにあげ水気を切る。
(この時、小さい葉ほど良い色が出るので丁寧に)
2 鍋に分量の水を沸騰させ、赤紫蘇の葉を入れ5分ほど煮る。
3 赤紫蘇の葉の色が変わり緑色になったら葉を取り出す。
(この時、取り出した葉が冷えたら絞って無駄にしないように!)
4 液体だけになった鍋に、分量の砂糖を加えたら火を止めて酢を加え、良く混ぜたら出来上がり。
5 煮沸消毒した瓶に入れ冷蔵庫で保管します。
お好みで、水や炭酸で割ってお召し上がりください。
国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。