この記事はこれから介護サービスを受けるか検討している方向けに、要介護やその認定基準、またサービスが始まってからの支援内容などを わかりやすくまとめていきますのでぜひ、ご活用ください!!
要介護度とは一般的に日々の生活を送る中でどの程度の介護が必要になってくるのかを分かりやすく表すためのものです。 大きく分けて、要支援、要介護の2種類に分類されます。
その中でまた細分化され、自立、要支援1〜2、要介護1〜5の8段階となります。
上記のいずれかで認定を受けると「介護予防サービス」「介護サービス」が適応されます。
これらについてをもう少し詳しくこの記事では掘り下げていきたいと思います!
まず、上記で説明した通り要介護度によって受けられるサービスが異なってきます。 そのため認定を受ける基準は全国で一律にしなければなりません。
ここではその認定基準について説明していきたいと思います。
要介護認定の基準は「その人の介護にはどれくらいの手間がかかるのか」と言う観点から決められていきます。
その介護の手間を時間に換算して評価されるものが「要介護認定等基準時間」によって要介護認定の基準が変わってきます。
排泄は自身で行えるのか、着替えは自身で行えるのか、介助が必要で全介助なのか一部介助で行えるのかなど様々な観点から判断されます。
自立レベルとはご本人が一人で生活を行えて介護等の支援を必要としない事を指します。
この状態は介護サービスを利用できる幅が狭く、介護給付金を受けることが難しいため費用などの負担も全額自己負担になる可能性があります。
また、自立できている事で、利用できる施設も場所によっては入れないことも考えられます。
前述した通り要支援には2段階に分けられます。
要支援1は具体的に基本的には1人で生活できる介護レベルと考えられています。
しかしながら日常生活の中で複雑な動作や、部分的な介護、介助が必要な方がこの要支援1に当てはまる対象となります。
要支援2も基本的には1人で生活できる介護レベルにはなりますが、要支援1と比較して日常生活での複雑な動作の介助が多くなる方が対象です。
要支援1と同様に介護予防サービスなど適切に利用することにより要介護状態への予防にもつながります。
要介護1は要支援1、2に加えて思考力や理解力などの低下が見られる方が対象となります。
問題行動や会話が噛み合わないなど要支援よりも介護が大変な方となります。
要介護1よりも運動能力や思考力、理解力の低下が見られる方が対象となります。
また生活においても様々なところで介護が必要となってくる段階でもあり介護に時間が取られると感じるようになる段階です。
これまでに比べ全体的に介護量が増えると感じる段階に入ってきます。
また、この要介護度3から介護の度合いが強いと考えれており 要介護度3からでないと受付けてもらえない施設も実際には存在しています。
特に理解力や思考力などが著しく低下している段階です。
要介護度4では自力で生活することが難しく全面的に介助が必要になってくる方が対象となっています。
問題行動や、理解力の低下、身体機能の低下など様々な面で介助が必要になってくるため 介護に取られる時間がより多く感じられる段階です。
この段階に来ると介護無しでは生活ができないレベルの状態になります。
意志の疎通も困難となり介護に取られる時間も 膨大な時間を費やすことになります。
要支援で受けられるサービスは介護予防サービスです。
これは名前の通り介護になる状態を予防するためのサービスです。 各自治体により受けらるサービスにも違いはあると思うのでお住まいの自治体に確認をする必要があります。
サービスの例としては、訪問型、通所型、短期宿泊などがあります。どれも要支援1で受けられるサービスになっています。 要介護では介護サービスが受けられます。
在宅だけではなく特別養護老人ホームなどのサービスを利用できる様にもなります。
この様に上手に使い分けることで介護者の負担軽減にも繋がります。
いかがでしたでしょうか?要支援と要介護の違いや認定基準の違いなどがお分かりいただけましたか?
今記事ではそれぞれ介護レベルにより受けられるサービス、認定される基準について説明してきました。
もし、介護サービスを受けようと検討しているのであれば、まずは対象となる方がどの区分にいてどのようなサービスを受けられるのか
把握した上で上手にサービスを利用して介護を受ける側もする側も負担が軽くなる事が大事だと思います。