介護付き有料老人ホームとは？入居条件から費用まで徹底解説！

介護付き有料老人ホームとはどんなものかご存じでしょうか？

ここでは、介護付き有料老人ホームとはどういったものなのかや、入居条件は何で決まるのか、どんなところに費用が掛かるのか、メリットとデメリットを記載しています。

現在、介護付き有料老人ホームについて上記の内容で疑問を抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

　介護付き有料老人ホームとは？

介護付き有料老人ホームとは、24時間介護スタッフが常駐し、掃除や洗濯、食事、入浴、排泄など身の回りの世話や介助サービスが受けられる介護施設で、 介護保険法上の様々な基準を満たした有料老人ホームのみ「介護付き有料老人ホーム」と言えることになっています。

入居要件は施設により異なります。また、要介護1以上の方のみを対象とした「介護専用型」と、要介護の方だけでなく要介護認定を受けていない自立の方から要支援の方も 入居対象となる「混合型」、自立している方のみが対象となる「自立型」があります。

その他、介護スタッフだけでなく医療行為が必要な方でも入居できる24時間看護師が常駐している施設もあります。入居の際は目的に合った施設をしっかり吟味しましょう。

　介護付き有料老人ホームの特徴

介護付き有料老人ホームは、民間が運営している施設などで費用やサービス内容のバリエーションは施設により様々です。

様々なサービスを利用できる介護付き有料老人ホームですが、介護保険サービスに掛かる費用は定額なので月々の費用に大きな変動はありません。 また、24時間介護スタッフが常駐している点や、日中の看護師の配置が義務付けされているため、血圧測定や、薬の管理、ケガなどの処置、緊急時の往診時の対応、 入院時の付き添いをしてくれるため安心して利用できます。

その他、施設では個室対応の施設も増えてきており、常に個室にいるわけではなく日中は食堂などで、体操や脳トレ、 合唱などの集団行動をとり他者との交流ができるようになっています。

　介護付き有料老人ホームの入居条件は？

65歳以上であることや、認知症の程度、医療処置の要否などが条件に入ってきます。

また、介護付き有料老人ホームに入居する際に、様々な手続きの代行や費用滞納時の責務保証、死亡時の遺品の引き取りなど入居後のサポートをしてもらうため、 保証人を立てる必要があります。

身寄りのない場合は成年後見人制度や保証会社を利用することが一般的です。 その他、認知症になり施設の秩序を乱す行為が目立つ場合に退去となるケースや、感染症がある場合は受け入れられないこともあります。

また、先ほど紹介した、混合型施設や自立型施設では、要介護になった際に介護専用施設に移る契約をする場合もあります。 施設の入居条件や契約内容を事前に確認しておきましょう。

　介護付き有料老人ホームのサービス内容

介護付き有料老人ホームでは、様々なサービスを利用することが出来ます。 いくつかご紹介していきますね。

食事サービス：栄養バランスに配慮しながら、旬の素材を使ったメニューや七夕などのイベントメニューで入居者が楽しめる工夫をしています。

リハビリ：理学療法士や作業療法士による専門的なリハビリを受け、身体機能や認知機能の低下を防ぎ、日常生活の自立を促しています。

レクリエーション：他者と交流を図り、単に楽しむだけでなく身体機能や認知機能の低下防止を目的に生活の充実度を高めています。

医療機関との提携：緊急時の入院や、クリニックへの通院時の付き添いが可能です。しかし、付き添いは介護保険の利用外なので、付き添い費用は全額自己負担となります。

　介護付き有料老人ホームの費用

入居費用には、契約時に払う初期費用と月額費用があります。金額の大きさは土地や建物等の不動産的要素や人員体制（人件費）で異なります。

月額費用は介護度別の定額になっています。 その他、雑費としてオムツ、ティッシュや趣味の道具などがあります。 また、持病やけがの治療費、薬代、通院費用も自己負担です。

このように、毎月のこまごまとした支出もあるので事前に確認しておきましょう。

　介護付き有料老人ホームのメリット・デメリット

メリットは、介護付き有料老人ホームは介護保険の自己負担が一定であることや、24時間体制で介護スタッフが常駐しているため、安心して利用できる点が挙げられます。 その他、看護師による医療的ケアや医療機関と連携が取れている点も魅力的です。

一方、デメリットとしては、介護に人件費が掛かるためどうしても月額費用料などの費用が割高になってしまうことです。 また、介護保険の利用限度額を月々上限まで利用することになるため、デイサービスや訪問介護など、その他の介護サービスは原則利用できなくなります。 その他、外出や面会に制限がある点や、安全・快適に過ごしていただくため、ある程度の暮らしの中の制約があることは把握しておきましょう。

　まとめ

介護付き有料老人ホームは、24時間介護スタッフが常駐し、入浴や排泄などの身の回りの世話や介助や、 日中は看護師がいるため医療的ケアも受けられる施設です。

入居の条件は認知機能の程度によって異なります。

また、受けられるサービスは各施設により異なり、介護保険サービスに掛かる費用は定額です。しっかり吟味して選びましょう。