今年は熱帯夜の過去最多日数を記録するなど、残暑の厳しい日が続きましたが
10月に入りようやく秋を感じられるようになりました。
これから日に日に外気の乾燥が進みます。
秋と関係が深い「肺」の乾燥に気をつけ、冬に備えましょう。
梨は、夏の終わりから秋にかけてさまざまな品種が出回ります。
肺を潤し、咳を止め痰を切る等、肺と関連がある症状に効果があると言われており
利尿作用もあるので浮腫改善や便通にも効果が期待できます。
今回は、梨を使ったデザートとドレッシングをご紹介いたします。
夏の疲れを体の中から癒しましょう。
「梨のデザート」
【材料】
梨2個、生姜50g、砂糖80g、水800cc、
枸杞の実10g(用意できれば)、お茶パック
【作り方】
①生姜はスライスしてお茶パックに入れる。
②梨の皮を剥いて8等分のくし形にカットし、
芯を取り除くす。
③鍋に水と砂糖、①の生姜、②の梨を入れてじっくり煮る。
④煮汁が半分くらいになったら枸杞の実を加え、
柔らかくなったら火を止める。
粗熱を取り、保存容器に移して冷蔵庫で冷やす。
*梨の甘みと生姜の辛さの相性が良いです。
梨は体を冷やす性質があるので、肌寒く感じる時は
このレシピにシナモンを加えると一段と風味良く、
体を温めるデザートになります。
「梨のドレッシング」
【材料】
梨1/2個、塩胡椒適量、酢大さじ2、グレープシードオイル大さじ2
【作り方】
①梨の皮を剥き、すり下ろして他の材料と混ぜ合わせる。
②好みの野菜を用意し①をかけていただく。
※風味が強いオリーブオイルではなく、梨の優しい香りを邪魔しないグレープシードオイルとの相性が良いです。
国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。