hiromi先生のワンポイント薬膳「1月」~豆豉(とうち)~

2024.01.04
  • 薬膳コラム

謹んで新春をお祝い申し上げます。
本年もブログを通じて、皆様が健康で過ごされますよう祈念いたします。

さて、年末年始はご馳走やお酒を飲む機会も増えるため、胃腸に疲れが溜まっている方も多いかと思います。

胃腸の乱れは体調を崩すきっかけになります。
内臓を温めて健胃効果がある食生活を心がけ、冬の感染症に負けないように気をつけて過ごしましょう。

「豆豉」は中国ではポピュラーな調味料です。黒大豆に塩を加えて発酵させ、水分を減らした食材で、
日本の味噌のような味がします。体を温めたり、胃の活動を正常に整える効果が期待できるので、
食欲不振・その他頭痛・風邪の発熱時などに良いとされています。

今回は健胃薬でもある「豆豉」を使ったメニューをご紹介します。 冬の時期は体を温める「長ネギ」と「生姜」をたっぷり使うのがおすすめです。

「豚肉の豆豉炒め」

【材料】

豚ヒレ肉200g、豆豉7g、長ネギ50g、生姜30g、料理酒大さじ2

お醤油小さじ1、鶏ガラの素小さじ1、片栗粉、塩、サラダ油、各適量

【作り方】

①長ネギ、生姜、豆豉をみじん切りにする。

②豚ヒレ肉を1.5cmほどの幅に切りそろえ、軽く塩を振り両面片栗粉をまぶす。

③フライパンに油を熱し、お肉を両面こんがりと焼きバットにあげる。

④フライパンに長ネギ、生姜、豆豉を入れしんなりするまで炒める。

⑤ ④に焼いた豚肉を加え、酒、醤油、鶏ガラの素を加えいため 
水分がなくなり、お肉に絡んだら出来上がり。

*豚肉はヒレを使うことで、胃もたれもしにくくなります。

*長ネギ、生姜の量はお好みで調整してください。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

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