hiromi先生のワンポイント薬膳「8月」~鰻~

2024.08.01
  • 薬膳コラム

立秋を過ぎると暑中見舞いから残暑見舞いへ変わりますが、まだまだ夏真っ盛りですね。

このところ温暖化を通り越し、沸騰化へと悪化を辿り、35℃を超える猛暑日が多くなっています。冷房と冷たいものを摂る生活で、体の中は弱っています。

夏の土用は終わりましたが、鰻を食べて気力と体力を補いましょう。

食欲も落ちてくる頃なので、いつもの鰻を夏ならではの薬味と合わせて、ちらし寿司にしてみませんか。

「鰻のちらし寿司」

【材料】

お米2合、鰻の蒲焼2串、きゅうり1本、青じそ8枚、みょうが3個、卵2個
すし酢(米酢50ml、砂糖大さじ1と1/2、塩小さじ1)

【作り方】

①米をとぎ、炊飯器にセットする(後からすし酢を混ぜるので少し硬めに水加減する)。

②卵は薄焼きにして錦糸卵にする。
青じそ・みょうがは千切り、きゅうりは薄い輪切りにして軽く塩もみする。
鰻は幅1cmくらいに切り揃える。

③ ご飯が炊けたら、寿司桶などに移す(寿司桶を使う場合は、事前に水でぬらし、布巾で水分を拭いてから使用しましょう)。

④飯を寿司桶に移したら、すし酢をしゃもじなどに伝わせながら、全体に回すようにしてかけ、うちわで煽りながら大きく底からかき混ぜ、横に切るように混ぜ合わせる。

⑤大きな皿に④のすし飯を盛り、きゅうり⇒みょうが⇒青じそ⇒鰻の順にのせ、最後に錦糸卵を散らしたら出来上がり。

食欲のない時でも、すし酢の酸味と薬味の爽やかさで召し上がれます。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

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