hiromi先生のワンポイント薬膳「10月」~白キクラゲ~

2024.10.01
  • 薬膳コラム

爽やかな秋空が美しい10月に入りました。これから外気が乾燥する季節です。
こまめに保湿することも大切ですが、体の中から潤す食材を摂り入れてください。

今回は、乾燥予防に効果がある白キクラゲのレシピをご紹介します。

白キクラゲは、肺、大腸を潤し、体内が潤うことで、皮膚の乾燥からも守ります。

症状としては、空咳、呼吸器系の乾燥、腸の乾燥による便秘症、声枯れ、皮膚に潤いを与える等の効果が期待できます。

「白キクラゲの中華サラダ」(4人分)

【材料】

白キクラゲ(乾燥)8g、しめじ茸80g、鶏胸肉100g、きゅうり1本
お酢大さじ3、砂糖大さじ2、醤油大さじ2、にんにくすりおろし3g、ごま油大さじ2、塩適量

【作り方】

①白キクラゲを水に浸け戻す。(約20分以上、乾燥時の5倍程に増える)
根本の石づきが残るので、包丁で切り落とし、丁寧に洗い、食べやすい大きさに切る。急ぐときはお湯で戻す。

②しめじは一房ごとに分け、さっと茹でて水気を切っておく。

③ 鶏胸肉も茹でて、食べやすい大きさに割いておく。

④きゅうりは全体に軽く塩を振り、まな板の上で揉んだら水で洗い流し千切りにする。

⑤ボウルに調味料をまぜ、そこへ材料を入れて和え、レタスなどを敷いた器に盛る。

*更年期障害の症状であるホットフラッシュにも効果があるとされています。
心当たりの方はぜひお試しください。

*冷えの強い方はきゅうりの代わりにグリーンアスパラ等に変えると良いです。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

お役立ちコラム一覧へ戻る