hiromi先生のワンポイント薬膳「11月」~大根~

2024.11.01
  • 薬膳コラム

夏から秋へ季節は移り変わり、外気温が下がるとともに乾燥が始まります。
湿ケアに気をつける季節に入りました。

薬膳で秋は『肺』と関連が深く『白い食材』を食べなさいと教えがあります。代表的な食材では、かぶ、梨、大根、白キクラゲ、白胡麻、これらの食材の共通点は、肺に働きかけ、乾燥予防、咳止め効果があります。
今回は、その中で大根を使ったレシピをご紹介します。大根は涼性の性質を持つので、体を冷やしてしまうため、キムチの辛さで体を冷やさない工夫をした一品です。

「大根のキムチ炒め」(4人分)

【材料】

大根300g、白菜キムチ100g、牛バラ肉100g、
酒大さじ1、砂糖中さじ1(小さじ2)、醤油中さじ1(小さじ2)、鶏ガラスープの素中さじ1(小さじ2)、
ごま油大さじ1、米の研ぎ汁

【作り方】

①大根は皮を剥き2cm程のいちょう切りにし、鍋に大根を入れ、大根がかぶるくらいの米の研ぎ汁を入れ火にかけ、大根に竹串が通るまで茹でる。
(下茹でをする事で、大根の独特の臭みやアクを和らげるため、この一手間でお料理が美味しく仕上がります。研ぎ汁がない場合は、大さじ1の米を加えてください)

②フライパンにごま油を熱し、牛肉を炒める。大根と白菜キムチを汁ごと加え、さらに鶏ガラスープの素、酒、醤油、砂糖を加え、大根にキムチの味が染みて色が赤くなるまで炒めたら出来上がり。

*大根には、大根飴があるように、喉の不快感・咳・痰切りに効果があります。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

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