hiromi先生のワンポイント薬膳「7月」~大和芋入りがんもどき~

2024.07.01
  • 薬膳コラム

今年2024年の夏至は6月21日、一年で昼が最も長い日を迎えます。
6月30日には夏越の祓が神社で行われ、本格的な夏の到来です。

7月、季節を陰陽で捉えると、最も陽気盛んな時期となり、月で例えると「満月」です。
6月と同様に、高温多湿でジメジメとスッキリせず、浮腫やだるさ、食欲不振などが起こりやすくなります。

7月も視覚、嗅覚に心地よい食材を摂り入れてリラックスを心掛けたり、
むくみ解消には利尿効果がある豆類を取り入れるようにすると良いでしょう。

「山芋入りがんもどき」(6個)

【材料】

木綿豆腐一丁(約200g)、
大和芋50g、黒キクラゲ1g(乾燥時)、人参30g、銀杏12個、
片栗粉大さじ1、塩適量

【作り方】

①木綿豆腐の水切りをする。
※ここを怠ると固まらないので、キッチンペーパーで包み重石を乗せるなどして
しっかり水切りをする(目安は手で折れるくらい)。

②人参は粗みじん切り、黒キクラゲは水で戻し、硬い部分を取り、人参と同じくらいの大きさに切る。大和芋はすりおろしておく。

③ ボウルに全ての材料を入れしっかり混ぜる。

④生地を約6個分に分けて丸める。中に銀杏2個を入れ、やや平らに形成する。

⑤鍋に油をいれ、約150°前後になったら④を投入し、あまり箸などで動かさず、そのまましばらく揚げる(ここで、いじると崩れる可能性があるので要注意)。
色が変わってきたら、返して反面も揚げ、きつね色になったら出来上がり。

⑥熱々ふわふわを生姜醤油でお召し上がりください。

*中に入れる具材は、アレンジして、何種類か作っても楽しいですよ。
*今回使用した大和芋は、手のような形をした山芋で、水分が少なく粘りが強いのが特徴です。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

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