寒さが日毎に増し、全国的には冬一色になる頃ですが、近年、異常気象で少しずつ季節にズレが起きています。とは言え冬は訪れますね。食生活では、体を冷やす食材は避けて、保温に心がけましょう。
近頃では、スーパーで菊芋を見かけることがあります。旬の時期は11月から12月頃で、特徴はイヌリンという水溶性食物繊維を多く含むため、腸内環境を整え、糖の吸収を抑制し、血糖値の上昇を抑える効果があるといわれています。
名称に芋がつきますが、キク科の食物で、デンプン質はあまり含まれず、低カロリーのお野菜です。
今回はその菊芋と香りが豊かでシャキシャキとした食感が特徴の舞茸を組み合わせた一品です。
「菊芋と舞茸の炒め物」
【材料】
菊芋200g、舞茸1パック、ごま油大さじ2、濃口醤油大さじ1、味醂、酒それぞれ大さじ2、砂糖少々
【作り方】
①菊芋を洗い、1cm幅ほどの輪切りにする。
(でこぼこした部分が気になる方は、出っ張りを包丁でこそげ取っても良いです。)
舞茸は好みの食べやすい大きさにほぐしておく。
②フライパンにごま油を熱し、菊芋を炒める。次に舞茸を加え、仕上げに調味料を加えて味を絡める。
とても簡単に作れます。菊芋を入手できたら、ぜひお試しください。
シャキシャキとした食感を楽しめます。
国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。