本格的な冬の時節、小寒に入ると「寒中見舞い」を出す頃になります。
年末年始、忘年会、クリスマス、お正月とイベントが盛り沢山でしたね。
この時期のご家庭での食生活は、消化良く体を温める食事を心がけましょう。
ご馳走を沢山食べた後は、炒めものなど油を使ったお料理より、煮込むことで食材がやわらかくなったものが良いでしょう。
今回は、酒粕を使って、体の中からポカポカと温める、酒粕入りけんちん汁です。
酒粕は、お腹を中心に温め、全身の血流を改善、腸内環境にも良く、特に手足が冷える方にはおすすめの食品です。
「酒粕入り豚汁」
【材料】
豚バラ肉100g、里芋3〜4個、油揚げ1枚、人参1/2本、ごぼう1/3本、長ネギ1/2、こんにゃく1/2、
酒粕40g、味噌適量、出汁800cc
【作り方】
①豚肉は3cm程に切る、里芋は皮を剥き一口大に切る。
油揚げは湯引きし余分な脂を落とし、縦半分に切りたんざくに切る。
人参と大根は銀杏切り。
ごぼうはささがきにして水にさらし、ザルにあげておく。
こんにゃくはスプーンなどで小さくちぎり、熱湯で湯がきザルにあげる。
長ネギは1㎝くらいの小口切りにする。
②鍋にだし汁を温め、豚肉、根菜類、里芋、油揚げ、長ネギの順に入れ、灰汁を取りながら材料が柔らかくなるまで煮る。
③火を弱め、酒粕を溶かしながら加えてよく混ぜる。
最後に味噌を加え、味を整えたら火を止める。
*油揚げの湯引き、こんにゃくの下茹で等の一手間で、雑味がなく美味しく出来上がります。
国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。