介護予防とは?介護予防サービスなどわかりやすく解説!

2023.06.15
  • 介護の豆知識

高齢者が急増して、日本では超高齢化社会となってます。

「いくつになっても、周りに頼らず元気で過ごしたい。」というのは高齢者の願いです。

介護予防では、健康で長生きするために、要介護にならないために受けることができるサービスです。

この記事では、介護予防サービスとして、どんな種類のサービスがあるのか?利用する方法や要介護にならないために自分でできることについて 伝えます。

 介護予防とは?

「要介護になることをできるだけ防ぎ、要介護であってもADLが下がることを防ぐためのサービス。」が介護予防サービスです。

運動機能や生活動作の低下を防ぐだけではなく、一人一人が生きがいを持って自己表現を行うための支援・生活の質を向上させるための支援も介護予防サービス に含まれています。

生活機能を維持することで、今まで通りの生活を行うことができ、役割・地域活動への参加があることで、生きがいを持って生活することができるからです。

介護予防では、高齢者の健康寿命を延ばし、長寿社会を作り上げることが将来目標となっています。 介護が必要になってから、生活を維持する、生活の質を向上させることは困難です。

食事・運動などの体つくりや、禁酒・禁煙など生活習慣を見直すことで自分でもできる介護予防もあります。

 介護予防サービスの種類

予防給付受けられるサービスのことを「介護予防サービス」といいます。 訪問介護や、訪問入浴、訪問看護、リハビリテーション、などを利用することができます。

要支援認定を受けた方を対象に行われるサービスで、必要に応じて介助や、介護予防 を目的としたリハビリテーション、が行われます。

介護予防サービス計画に沿ってサービス提供が行われて、リハビリでは、歩行訓練や日常動作訓練、訪問介護や通所介護でも、介護予防のため、生活の質を向上させるためのア ドバイスや、利用者の生活様式に応じて支援をします。

基本的に要支援の方、気合後度が低い方を対象として行われるサービスです。

 地域密着型介護予防サービスの種類

要支援の方が受けられる、住み慣れた地域で暮らせるように地域の特性を生かし柔軟な対応ができるサービスです。

市町村に住んでいる被保険者が対象で、施設は地域との交流ができる場所に立地してます。

・通所サービス
小規模で、きめ細かな支援をすることができることが特徴です。認知症の方が対象のデイサービスや、常に看護師や医療スタッフが見守ってくれる療養型通所介護があります。

・訪問サービス
定期巡回随時対応型訪問介護と夜間対応型訪問介護の2種類があります。
定期巡回随時対応型訪問介護時間を問わず一日に複数回訪問して、食事・排泄などの介護、買い物・料理など家事支援を行います。夜間対応型は、夜間に安否確認や 排泄介助に訪問するサービスです。夜間の急な体調不良にも対応してくれます。

・施設サービス 
グループホーム、地域密着型入居者生活介護・地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護 小規模で、30人以下の利用者が生活する施設です。生活介護や機能訓練を受けることができて、地域に住んでいる要介護の方が利用できるサービスです。

・複合型サービス
小規模多機能型居宅介護・看護小規模多機能型居宅介護 秘湯の施設で制約をすると、通所・訪問・宿泊などサービスを組み合わせて利用できるサービスです。看護小規模多機能型居宅介護の場合、訪問看護もあるので、医療的ケア が必要な方でも利用することができます。

 介護予防サービスを利用する方法・条件

要支援認定を申請して、、市町村の調査員が心身状態について聞きに訪問します。市町村職員で一次判定を行い、主治医の意見書と一次判定から、介護認定審査会にて二次判定 を行い、その後要支援認定・要介護認定を受けることができます。

要支援の方は、ケアマネージャーではなく、地域包括支援センターの職員がケアプラン作成を行います。

受けたいサービスや自分の自立度に合わせてサービスを選び、 ケアプランに沿ってサービス提供が行われます。 申請をしてからサービス利用開始になるまで、一ヶ月ほどかかります。

サービスを早く利用したい場合は早めに介護認定調査の依頼を行いましょう。 介護予防サービスを受ける方の条件として、要支援認定、または要介護1~2の方です。

 自分でおこなえる介護予防

要介護にならないために、自分で介護予防のためにできることもあります。

自分の健康状態を知り、「運動能力の低下」「低栄養状態」「閉じこもり」「認知機能の低下」など、自分の心身の状態を知ることができます。

https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1f_0005.pdf

厚生労働省のホームページに「基本チェックリスト」があるのでぜひやってみてください。

運動習慣 適度な運動、ウォーキングやサイクリングなどをすることは介護予防ではとても大事なことです。 下肢筋力の低下・転倒リスクを減らすためにも適度に運動することを心がけましょう。

食事の栄養バランス 食生活では、主食・主菜・副菜のバランスの良い食事を摂ることを心がけましょう。美味しい食事を摂ることで、心も満たされ、筋力・体力の衰退を防ぐことができます。

適度な外出や社会参加 家にいるだけでは、運動する機会が減り、心身機能低下につながります。

買い物や地域の集まりなど、出来るだけ外出する機会を作りましょう。 また、今自分が抱えている悩みを誰かに相談することで、不安が和らぎ、気持ちが楽になり、うつ病の予防になります。

 まとめ

この記事の内容をまとめます。 介護予防サービスとは、要支援の方が介護が必要にならないように、運動機能・心身機能の低下を防ぎ、一人一人が生きがいを持ち生活できるような支援をするサービスです。

サービスの種類として、通所サービス、訪問サービス、施設サービスがあります。 サービスを受けるには、要支援認定を申請して、市町村の職員が心身機能状態などを聞き取り1次判定を行い、その後主治医の意見、1次判定の結果から、介護認定審査会 が、2次判定を行い、要支援認定を受けます。地域包括支援センターの職員と受けるサービスについて話し合い、ケアプラン作成を行ってから、サービスの利用開始となります。 申請から利用までは1ヶ月かかります。

運動や食生活の見直しなど、自分でできる介護予防もあります。いつまでも元気に生活するためにも日常生活の見直しを行いましょう。

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