いよいよ立春を迎え、待ち焦がれた春がそこまで来ていますが、寒さはまだ続きます。
今年は特に雨量が少なく外気が乾燥しています。
乾燥によって鼻や喉の粘膜が傷付くと、ウイルスが体内に入りやすいため、
インフルエンザにかかる人も多いようです。
加湿器で湿度を上げるのも良いですが、日々の食生活で粘膜保護を心がけましょう。
また 解毒効果のある食材を徐々に取り入れ、寒い冬を乗り越えるために体に溜め込んだものを排出して、
春を迎える準備をしましょう。
≪かぼちゃの効能≫
かぼちゃには、粘膜保護や疲労回復、血行促進効果があるとされています。
性質は温性で体を温める効果があり、この時期ぴったりの食材と言えます。
かぼちゃといえば甘辛く煮るのが定番ですが
今回はこの季節にぴったりな働きがある 「お酢」と合わせたサラダをご紹介いたします。
解毒しながら体の抵抗力をつける一品です。
「かぼちゃの温性サラダ」(4~5人分)
【材料】
かぼちゃ250g、玉ねぎ20g、ニンニク3g、豚ひき肉30g、
炒め用油15g、酢20g、砂糖15g、塩1g、粗挽き黒胡椒適量
【作り方】
① 玉ねぎ、ニンニクは共にすりおろし、調味料と合わせボウルに混ぜておく。
② かぼちゃは3mm〜5mmほどの厚さにスライスする。
フライパンに油1/2量を熱し、両面を柔らかくなるまで焼く。
③ 油の残り1/2量でひき肉を炒め、火を通す。
④ ①のボウルに②③を入れて和えたら出来上がり。
*酸味、甘味はお好みで加減してください。
*その他の食材の働き
ニンニク、酢:温性の性質を持つので体を温め、効能は殺菌・解毒効果があるとされています。
国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。