いよいよ昼夜の時間が同じになる時節 “春分“ 「自然をたたえ、生物を慈しむ」頃を迎えます。
寒さを脱し暖かい日が多くなり、陽気が徐々に上昇すると同時に私たちの体の中も活発に動き出します。
春は肝臓と関係が深く、そして肝臓はストレスとの関係が強いと言われ、春に多い症状として、頭痛やイライラすることが増えてきます。
今回は、上記のような春特有の症状を和らげる効果のある食材として「うど」と「シシトウ」をおすすめしたいと思います。
「うど」は温性の性質で、むくみをとり足腰や関節の痛みを和らげ、頭痛緩和の働きがあります。
「シシトウ」は肝臓の気を平穏に保ち、高血圧や血栓の予防効果があります。
今回は、この二つの野菜を組み合わせたレシピをご紹介します!
「うどとシシトウの味噌炒め」
【材料】
うど1本、シシトウ8個、
味噌大さじ1、みりん小さじ2、砂糖小さじ2、ごま油大さじ1
【作り方】
①シシトウのヘタを取り、縦四等分に切る。
②うどは、薄く皮を剥いたら、シシトウと同じ大きさに切り、
薄い酢水にさらし、しばらくしたらざるに上げ水気を切る。
③ごま油以外の調味料類を混ぜておく。
④フライパンにごま油を熱したら、シシトウを炒め、
うどと調味料を加え、炒め合わせたら出来上がり。
うどの酢味噌も良いですが、シシトウと合わせることで春の季節にとても相性の良い一品になります。
うどの香りで春を感じましょう。
国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。