hiromi先生のワンポイント薬膳「1月」~黒豆~

2022.12.27
  • 薬膳コラム

日に日に寒さも厳しくなり、これからしばらく冷えとの戦いが始まります。

冬は、五臓の中で腎臓と関係が深く、腎臓は発育や老化と深く関係し、冷えを嫌います。
その腎臓の働きを高めるのに良い食材が、黒色の食材と言われており、黒い食材といって思いつくのが、黒豆、黒ゴマ、黒米、黒キクラゲ等。
その中で、『黒豆』がお正月のお節に必ず入ってる由来は皆様もご存知の通りですね。

『まめ』は元来、丈夫、健康を意味し、まめに働くなどの語呂合わせからですが、黒豆の煮豆を食べながらお酒をいただくと、悪酔いせず、二日酔いも軽く済むと言われているので、そちらの効果もお正月にはありがたいことです。
また、黒豆茶を日頃から飲んでいると、悪酔い二日酔い防止に老化防止効果もあると言われています。
今回は、その黒豆を使った炊き込みごはんをご紹介いたします。

簡単で美味しいので、是非お試しください。

「黒豆の炊き込みごはん」(4人分)

【材料】

・白米2合に対し黒豆50g

・梅干し中2個

・酒大さじ2

【作り方】

 白米は洗ってザルに上げ水気を切っておく。

 フライパンで黒豆を弱火で皮に割れ目ができるまで炒る。

 炊飯器に全ての材料を入れたく。(梅干しは種ごと)

 炊き上がったら、梅干しの種を取り出して、全体を混ぜる。
 

老化防止効果効果に浮腫防止効果が有る黒豆と、梅干には、老化防止、消化促進、血行促進等の働きがあり、
黒豆と梅干しの組み合わせる事で相乗効果でとても良い相性です。
炊きあがりもほんのりピンク色に美しく食欲をそそります。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

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