今月も厳しい暑さが続きます。
日本の夏は高温多湿が特徴で、水と熱が悪さをするため浮腫みや湿疹、重だるさや食欲不振など身体に様々な影響が出やすく、これらの症状が長引くと夏バテにつながります。
環境を整えて暑さ対策をする他、揚げ物や冷たいものを控え、消化の良い食材や体内の熱を冷ます食材を取り入れるなど、食生活を工夫することも大切です。
体内の熱を冷ますには、清熱作用のある食材を摂り入れることでスッキリ過ごすことができます。
緑豆(リョクズ)は清熱作用が強い食材で、熱を体外に排出し余分な水分を排出するため、浮腫を改善する働きが期待できます。夏バテ対策にも効果がありますので、この夏は摂り入れてみてください。
今回は緑豆を原料とした食材を使った「緑豆春雨のサラダ」をご紹介します。
「緑豆春雨のサラダ」(2人分)
【材 料】
緑豆春雨50g、鶏肉50g、きゅうり50g、
人参50g、キクラゲ5g、レタス1/4個
《調味料》
酢大さじ2、醤油大さじ2、ごま油大さじ2、
砂糖大さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1、
レモン果汁大さじ1、白ごま適量
【作り方】
1 鍋に湯を沸かし、食べやすい大きさにちぎったレタスを2〜3秒くぐらせて冷水にとり水気を切る。
2 緑豆春雨を茹で冷水にとり、ざるに上げて食べやすい長さに切る。
3 鶏肉は少量の塩(分量外)を入れた湯で茹で、冷ます。細かく裂く。
4 人参、きゅうりを千切りにし、塩(分量外)を加えしばらく置きしんなりしたら絞る。
5 キクラゲは水で戻し、固い部分を取り除いて千切りにし、茹でる。
6 ボウルに《調味料》を混ぜ合わせておき、①~⑤の食材を加えて和えたら出来上がり。
※注意:緑豆の他、じゃがいも等を原料にした春雨もあります。購入の際は原材料を確認して「緑豆春雨」を選んでください。
国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。