一日朝9時から夕方まで介護サービスを提供してくれるのがデイサービスです。食事・排泄・入浴の介助を受けられて、リハビリやレクリエーションを楽しめます。
要介護1の場合、介助が必要な場合が多いですが、立ち上がりが困難だったり認知機能が衰えてきて、手伝ってほしいことも少し出てきている方が多いでしょう。
この記事では、要介護1の方がデイサービスを利用する回数がどれくらいなのかについて解説します。
目次
介護認定は、要支援と要介護で分けられていて、要支援は1~2要介護は1~5に分かれます。要介護1は、要介護段階の中で一番低い介護度で、部分的な介護が必要な方が多くいます。
要支援の方と比べると、生活の中での細かい動作が困難です。トイレ・入浴などの時に、立ち上がる時に支援が必要な場合があります。認知や運動能力の衰えがあり、介護サービスの利用が必要な場面が多くなります。
「要介護1の場合、週に何回利用できるの?」「利用制限はないの?」などの疑問があると思います。この章では、要介護1での利用回数について解説します。
要介護1でデイサービスを利用する場合、一番安い価格でデイサービスを利用できるので、利用回数が多い方もいます。自分の受けたい介護サービスに合わせて利用しましょう。
要介護1の方では、利用回数が2~3回が一般的です。
要介護1の場合、自分でできることが多く、生活に困難なこともありますが家事や買い物は自分でできることが多いので、デイサービスを利用しないで訪問介護などで介護サービスを受けていることが多いからです。
訪問介護などの介護サービスと組み合わせることで、24時間介護を受けることもできますので、利用者も家族も安心して過ごせます。
要介護1でデイサービスを利用するのに制限はありません。利用制限を多くしたい場合は、ケアマネジャーに相談してみましょう。また、介護があまり必要ない場合は、週5回デイサービスを利用することも可能です。
一般的には、デイサービスの他に訪問介護などの介護サービスを利用することで、一日過ごしています。デイサービス以外の介護サービスを利用することも考えましょう。
デイサービスの費用は、自身に必要な介護サービスや介護度・利用する時間などで変わってきます。1日利用もできますが、7時間以内・7時間以上で費用が変わります。利用日や利用時間はケアマネジャーと相談して決めましょう。
要介護1の方が、デイサービスを7時間以内で利用する場合、一日に以下の料金がかかります。
回数 負担1割 負担2割 負担3割
1 572円 1144円 1716円
2 1144円 2288円 3432円
3 1716円 3432円 5158円
4 2288円 4576円 6864円
負担額によって利用した時の料金が変わってきます。食事やおむつなどの備品は介護保険で賄えないので、持参するようにしましょう。
要介護1で7時間以上デイサービスを利用した場合の料金は以下のようになります。
回数 負担1割 負担2割 負担3割
1 656円 1312円 1968円
2 1312円 2624円 3936円
3 1968円 3936円 5904円
4 2624円 5248円 7872円
施設によって、介護サービスなどの加算があります。また、イベントへの参加の場合プラスで参加費や食事料金がかかります。
介護サービスは、介護度ごとに利用できる点数が変わっていくシステムです。利用点数を超えない範囲で介護サービスを利用することが必要です。
この章では、要介護1でデイサービスの利用回数を増やしたい時にどこに相談すればいいのかについて解説します。
デイサービスの利用を増やしたい場合は、要介護度を増やす必要があります。介護度を増やすためには、区分変更申請をしましょう。
区分変更申請とは、病気やけがの影響で、介護を必要とする場面が多くなったと思われるときに申請できます。要介護度が高くなることで支給限度額が上がり、デイサービスの利用回数を増やせます。
デイサービスの利用回数を減らしたい場合は、施設長かケアマネジャーに相談しましょう。ケアマネジャーが作成したケアプランに沿って利用回数は決まりますので、ケアマネジャーから施設側に伝わり利用回数を減らせます。また、施設長からケアマネジャーに相談してもらい利用回数を減らすこともできます。
デイサービスの利用を減らした日は、訪問介護サービスを受けられます。
この記事の内容をまとめます。