hiromi先生のワンポイント薬膳「4月」~セロリ~

2024.04.01
  • 薬膳コラム

春の訪れとともに体の中では新陳代謝が活発になり、自律神経の乱れにも気をつけたい季節です。それらの働きをコントロールしている「肝臓」をサポートする食材を摂り入れると良いでしょう。

セロリには精神安定や肝臓を正常に保つ働きがあると言われ、これから夏にかけて摂りたいお野菜です。

今回は、セロリ入りの野菜のバインミーをご紹介します。

バインミーとは、本来はベトナム語でパンの総称ですが、フランスパンに肉や野菜を挟んだベトナムのサンドイッチのことを言います。

「セロリと野菜のバインミー」(2人分)

【材料】

セロリ100g、大根50g、人参30g、きゅうり1/3本、塩胡椒適量、レモン汁、蜂蜜各大さじ1、
フランスパン小2本、蒸し鶏又はローストビーフ(お好みで)60g、ピ―ナッツオイル又はごま油少々

【作り方】

①セロリはピーラーで筋を取り、縦半分にカットし斜め薄切りにする。
大根と人参は千切りにし、ボウルに入れ軽く塩もみ(分量外)してしんなりしたら水気を切る。きゅうりは縦半分にカットし斜め薄切りにする。

② ボウルにレモン汁と蜂蜜を混ぜて塩胡椒で味を整え、①のきゅうり以外の野菜類を加えてしばらく置き、味をなじませる。

③ フランスパンは半分に切り、真ん中に切り込みを入れる。

④ オーブントースターでパンの表面カリッと焼き、ピーナツオイル又はごま油を薄く塗る。

好みのお肉類と②の野菜類、きゅうりを挟んで出来上がり。

レモンの酸味とセロリが爽やかな1品です。
表面がカリカリの温かいうちがおすすめなので、パンをカリッと焼くことを忘れずに。

※お好みで、パクチーやアボガドも合います。
※ピーナッツオイルは大手のスーパやデパート等で取り扱いがあります。
今回のお料理以外にも、サラダオイルのように炒めものなどにご使用いただけます。
ピーナッツの香ばしい香りが特徴なので、ドレッシングなどにもおすすめです。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

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