hiromi先生のワンポイント薬膳「6月」~春菊~

2024.06.01
  • 薬膳コラム

6月に入り、後半になると昼が最も長くなり、雨季に入ります。
ジメジメと、気分がスッキリせず、むくみやだるさ、食欲不振、不眠などに悩まされる頃ですね。
視覚、嗅覚に心地よい食材を摂り入れてリラックスを心掛けたり、むくみ解消には利尿効果が高い豆類を摂取するようにしましょう。

今回は、春菊を使って、翡翠色で目でも香りでも楽しめる、春菊の白玉団子です。
春菊には、貧血を予防する鉄分が豊富、老化防止効果のビタミンE、その他のぼせや高血圧予防効果があります。

「春菊の白玉粉」(2~3人分)

【材料】

白玉粉100gに対し、春菊20g、水70〜80cc(この分量で、白玉約15個くらいです)

トッピング用に、粒あん、きな粉、黒蜜等。

【作り方】

①春菊を水で綺麗に洗ったら、お鍋にお湯を沸かし、軽く茹でる(15秒くらい)。

②茹でた春菊の水気を気切り、粗みじん切りにしたものをミキサー又はミルサーに水と一緒に入れペースト状にする。

③ ボウルに、白玉粉と②を混ぜ、耳たぶ程度の柔らかさにする。

④翡翠色になった生地を、一口大に丸め、中央部分に指で凹みを作る。

⑤お鍋にお湯を沸かし、④を茹で、浮いてきたら茹で上がりのサイン。

⑥ボウルに氷水を用意し、網で掬い冷水に入れあら熱をとる。

⑦粗熱が取れたら、器に盛り、好みのトッピングを乗せて完成。

春菊の翠色、香りも爽やかで、蒸し暑い日には、涼しげな1品です。

国際中医薬膳管理師 桑原祐美
薬膳のプロフェッショナル「国際中医薬膳管理師」の資格を活かし、リエイの介護事業の薬膳監修を始め、薬膳料理教室「花凛」の主宰、北京中医薬大学日本校の登録機関として活動されています。教室には口コミにて千葉・東京・埼玉などから生徒が集まり、料理を教えるだけでなく、薬膳アドバイザーや中医薬膳指導員を多く育てています。

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